2024年10月2日(水)に、工場内自動搬送のための配膳ロボット活用講座を開催しました。
講座の目的
本講座は、工場や倉庫といった屋内の現場で、毎日行われている搬送作業をロボットで自動化することを目的として実施しました。現場の搬送作業は、熟練の技術を持つ作業者が、次の工程に自分で製品などを持っていくケースが多いため、搬送作業を見直すことで生産性向上など大きな費用対効果が見込めます。
実施内容
はじめに、今回使用するネコ型配膳ロボット「BellaBot」の概要や操作方法、導入事例などを学びました。
最近はレストランなどで見かける配膳ロボットですが、
・起動時に決まった場所で壁などに向かって位置合わせをする必要がある
・天井にマーカーを貼って、走行ルートを決める方法もある
といった詳しい仕様は知らなかったため、とても参考になりました。
その後、実際に配膳ロボットを動かしながら、どのようにロボットが運搬するのか仕組みについて学びました。
走行ルートを設定するために、ロボットに今いるフロアの形や障害物などを認識させる「マッピング」を行うのですが、少し走行させるだけで正確にフロア全体を把握していたことには驚きました。
受講者からも、ロボットの運搬順や障害物の回避などについて、多くの積極的な質問が飛び交っており、活発な実習となりました。
あとがき
ふくい産業支援センターでは、製造業などの現場でロボットを活用するための支援を行っています。
10月11日(金)には、「現場作業自動化のためのロボットアーム活用講座」を実施します。
この講座は、工場や倉庫などにおける配置・供給・組立作業などを自動化するのに役立ちます。
ロボットアームを学んでみたい、動かしてみたいといった感じでも参加いただけますので、お気軽にご参加ください。
現場作業自動化のためのロボットアーム活用講座
●日 時:2024年10月11日(金) 10:00 ~ 16:00
●会 場:福井県産業情報センター(坂井市丸岡町熊堂3-7-1-16)
●対象者:工場や倉庫を持つ県内企業に所属し、ロボットアームに興味のある方
●参加費:無料
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